当院では、プライマリケアの基本的な診療能力の習得、医師としての人格涵養、医学・医療の果たすべき社会的役割の認識、という卒後臨床研修の基本がしっかりと身につく研修プログラムを用意しております。
当院の卒後臨床研修は、診療科のある分野については本院内でマンツーマンによりみっちり研修指導を行うことを旨としており、週に1回、研修医向けのカンファレンスを行うなど、実力のつく研修に努めています。
また、地域医療については山間の町村に宿泊しながら地元の公立病院で研修をしてもらっており、地域の患者さんのふれあいを通じてプライマリケアを学ぶ絶好の機会となっております。
大正10年に設立された当院は、病床数535床、地域の中核病院・3次救急病院として実績があり、外来患者数は約700名に上る総合病院であり、卒後臨床研修施設としてはたいへん恵まれた環境にあります。
当院は、宮崎県央の中核病院とし多くの優秀な医師を輩出してきました。これからも、卒後臨床研修プログラムを通じて、医療の社会的役割を踏まえた実力ある若手医師を育てて参りたいと願っています。
平成24年度からは、当院の他、県立延岡病院、県立日南病院の3県立病院をローテーションする「宮崎県立病院群フェニックスプログラム」を新たに設けました。3県立病院が連携を図ることで県内各地の状況に応じた幅広い臨床研修が可能になるなど、医師としての適性やキャリアパスを考えることが可能なプログラムとなっています。
明日の宮崎の医療をさせてくれる医師の応募を待っています。
研修管理委員会