1. 一般目標
地域包括医療の理念を理解し、実践できる医師、すなわち地域医療、在宅医療、老人医療、保健・医療・福祉・介護の分野も含めた全人的医療に関する臨床能力を身につける。
2. 具体的な到達目標
- 包括医療がなぜ必要かについて述べることが出来る。
- 身体・心理・社会的側面から、患者、家族のニーズを把握することが出来る。
- 日常診療における患者の診療が適切に出来る。
- チーム医療を意識し、他の医師やスタッフと個々の患者に関して意見交換ならびに連携が適切に出来る。
- 自宅で療養する人たちの暮らしぶりを把握し、在宅ケアを支えるチームのコーディネーターあるいはリーダーとしての医師の役割を適切に実践できる。
- 介護保険制度の仕組みを把握し、ケアプランに則した各種サービスの実際を経験し、かつ介護保険制度における医師の役割および介護と医療の連携の重要性を理解し、実践できる。
- 各種合同による地域ケア会議の開催等、地域包括医療活動に必要な知識・技能・態度を習得する。
- 中山間地における診療活動にとって不可欠となる後方病院との連携の方法を理解し、実践できる。