地域医療科

地域医療科
中村 豪

地域医療にはさまざまなサポートが必要です。医師が地域を留守にする間をサポートする体制や、気軽に安心して戻ってこられる場をつくる、すなわち地域医療の拠点が必要で、この拠点に人が集まることが地域医療の充実につながります。
県立宮崎病院地域医療科は、地域医療の拠点になるべく平成17年に設立されました。
現在、地域医療(へき地医療)経験が豊かな5名の医師が在籍し、地域の要請に応じて診療支援に取り組んでいます。地域医療科は独立した診療科ではありませんので、院内では各々が各診療科の専門医として働いています。まだ人数が少なく活動は限定的ですが、今後さらに活動範囲を拡げる予定です。
当科では「宮崎の地域医療を担う」という志を持つ医師を幅広く募集しています。
専門診療科は問いませんので、ご遠慮なくご連絡下さい。

主な診療支援

  • 小林市立病院への産婦人科支援(非常勤医師)
  • 美郷町国保西郷病院への診療支援
  • 西米良村立国保西米良診療所への診療支援
  • 諸塚村立国保諸塚診療所への診療支援

当科から地域病院への入職

  • 平成22年 高千穂町国保病院
  • 平成30年 西都児湯医療センター

感染管理科

「感染管理科」は院内における感染防止対策を強化するために、平成23年4月に設置されました。

感染管理科の構成員は、感染管理科科長(医長、感染管理者)、副医長と感染管理認定看護師(専従)の3名です。

安全で質の高い医療の提供のために、感染対策委員会や感染対策チーム、看護部感染対策委員会と連携して、組織的な感染防止対策の推進に取り組んでいます。

主な活動

  • 感染対策チーム(ICT)ラウンド
  • サーベイランス ・耐性菌検出時の対応
  • 耐性菌検出時の対応
  • アウトブレイク時の対応
  • 感染対策マニュアルの作成と改訂
  • 職員の健康管理(血液汚染・切創、皮膚・粘膜暴露対策、流行性ウイルス疾患対策、結核)
  • 職員への感染防止対策に関する教育

その他

  • 感染防止対策加算1、感染防止対策地域連携加算を申請しています。
  • 感染防止対策加算2の医療機関との合同カンファレンスを定期的に開催しています。
    (連携に関するご相談は、当院医事課へご連絡下さい)

医療安全管理科

 「医療安全管理科」は医療事故を防止し安全な医療を推進するために、平成19年4月に設置されました。

 現在、医療安全管理科は、兼任医師3名(副院長2名・集中治療科医長)、専従リスクマネジャー(看護師長)、専任患者サポート担当(副看護師長)、事務職員の計6名体制で、充実した医療安全の提供に取り組んでいます。

 安全で質の高い医療の提供のために、各部署代表で構成される医療安全管理委員会や、各部門に配置したリスクマネジャーと連携して、組織横断的な医療安全活動を推進しています。

業務内容

I. 医療安全に係わる調査・点検

  1. インシデント・アクシデントレポート収集・分析及び管理
    (報告件数 令和5年:2398件)
    月1回 医療安全管理委員会
    毎週 評価カンファレンス
  2. 医療事故防止対策の立案・実施・評価
  3. マニュアル及びガイドラインの策定など
  4. 医療安全に係わるシステムの確立や変更
  5. 医療事故に対する第三者による事例検証
  6. その他
    全死亡症例検証・身体抑制状況の報告

II. 医療安全に係わる教育・啓発等

  1. 医療安全研修の企画・実施
  2. 医療安全情報の提示・周知
    (1) 外部情報の発信
    ・病院機能評価機構からの医療安全情報(毎回発報)
    ・PMDA(医薬品医療機器総合機構)からの安全情報(随時発報)
    (2) 院内情報の発信
    ・県宮医療安全情報 No.1~No.46(随時発報)
    ・医療安全だより 第1~16号 (毎月発報)
    ・患者サポートだより 第1~10号 (毎月発報)

III. 医療安全管理の連携及びネットワーク

  1. 地域の同等規模の病院との相互評価など
  2. 宮崎セーフティマネージメントセミナー運営参加

IV. 医療安全に係わる相談

  1. 医療安全に係わる職員や患者さま及び家族からの相談対応
  2. 患者サポート相談窓口年間相談件数
    (令和5年度:254件)

患者さんやご家族、職員からの医療安全に関する相談をお受けいたします。
ご希望の方は「医療安全管理科」(内線:2411)にお申し出ください。

場所外来2F ㉒番 患者相談窓口
受付月曜日~金曜日(祝日は除く)
時間8時30分~17時15分

患者支援センター

医療連携科より患者支援センターと名称を変更しました。県の中核病院として地域の医療機関や保健所、介護施設等との連携を担うセンターとして設置しております。

患者支援センターの主な業務

FAXによる外来予約(紹介)

ご利用方法

受診予約の受付は、紹介元医療機関から直接お申し込みください。患者さんからの直接の予約は受け付けておりません。
以下の診療予約申込書をご記入ください。

FAX予約の方法

FAX予約受付時間:8:30~16:15(土・日・祝日は除く)
当日の予約は受け付けておりません。
緊急を要する場合は、直接診療科の医師にご相談ください。

① 診療予約申込書と診療情報提供書をFAX

「診療予約申込書」に必要事項を記入の上、診療情報提供書と一緒に患者支援センターへFAXしてください。

② 本院で予約登録、予約通知書の送付

FAX受付後、予約通知書を紹介元の医療機関へFAXにて返答します。

③ 紹介元医療機関より患者さんへの予約日時の連絡

貴院から診療情報提供書、画像CD、検査結果などを患者さんにお渡しください。予約日時もお伝えください。
※予約通知書はなくても受診は可能です。

④ 患者さんの受診後

患者さんが本院を受診後、担当医師より紹介元の先生へ回答書にてご報告いたします。
※受診後、回答書が届かない場合は、お手数ですがお問い合わせください。

外来受診予約 FAX:0985-38-4166
TEL:0985-38-4158(予約センター直通)
TEL:0985-24-4181(代表)
FAX予約受付時間:平日8:30~16:15

がん相談支援センター(がん相談窓口)

がん相談窓口では、がんによって生じる心配事や不安なことのご相談をお受けしております。

  • 他の病院に通院中の方やご家族もご利用できます。
  • 相談は無料、来院の相談も対応しています。

たとえば

  • がんのことや治療について知りたい。
  • 病院や施設の情報が知りたい。
  • ホスピスや緩和ケアについて知りたい。
  • セカンドオピニオンを受けたいがどうしたらいいか知りたい。
  • 患者会について知りたい・・・などなど。
  • ウィッグ、ケア帽子、乳がんの下着、人工乳房などの見本があります。
    また、メーカーの無料相談/試着会も随時開催しています。

そのほかにも、がんに関するパンフレット・資料の展示など、情報提供を行っております。
但し、がん相談窓口では具体的な診断や治療についてのご相談は行っておりません。

◇伺った内容のうち、患者さんの治療に役立てるために医療者で共有することもあります。
◇必要に応じて、多職種におつなぎします。

がんゲノム医療とAYA世代・妊よう性・小児がんについて

  • がんゲノム医療とは、がん組織の多数の遺伝子を調べる「がん遺伝子パネル検査」に基づいて、遺伝子変異を明らかにすることにより、一人ひとりの体質や病状に合わせて治療などを行う医療です。「がん遺伝子パネル検査」を受けられる方は限られています。まずは当院の主治医へ御相談ください。連携している医療機関へ御紹介します。
  • AYA 世代とは Adolescent&Young Adult(思春期・若年成人)のことであり、一般には 15~39 歳とされています。AYA 世代に発生するがんはその多くが希少がんに分類されるものであり、その総数も比較的少ないとされています。AYA 世代は就学や就労、結婚や出産、育児といった、様々なライフイベントが起こる時期であり、AYA 世代のがん診療は、医学的な面だけでなく、AYA 世代に特有のさまざまな問題点に配慮した精神的・社会的な面からのサポートが必要です。なお、当院では主治医をはじめとした他職種で連携し支援します。
  • 妊よう性とは「妊娠するための力」のことをいいます
    妊よう性は、女性にも男性にも関わることです。がんの治療では、妊娠に関わる臓器にがんができた場合だけでなく、一見妊娠と関係のないような臓器にがんができた場合でも、生殖機能に影響してしまい、妊娠するための力が弱まったり、失われたりすることがあります。
    将来子どもをもつことについて考えるためには、主治医に気持ちを伝え、「がんの治療によって妊よう性にどのような影響があるのか」や「がんの治療の見通し」を確認する必要があります。その上で、妊よう性温存を検討する場合は、生殖医療を専門とする医師(産婦人科あるいは泌尿器科)の診察を受ける必要があります。まず、妊よう性のことについて当院の主治医に御相談ください。指定医療機関へ御紹介します。
  • 小児がんとは0歳~14歳の子どもにみられるがんの総称です。小児がんについて、まずは、当院の主治医に御相談いただき、その後、指定医療機関へ御紹介します。

がん相談窓口

平日 8:30~17:15(祝日除く)
TEL:0985-38-4107

宮崎県立宮崎病院セカンドオピニオン外来のご案内

宮崎県立宮崎病院がん相談窓口

1.目的

現在受診中の担当医の診断内容や治療法に関して、第三者である当院の専門医が意見や判断を提供することで、患者さんが今後の治療方針を決定する際の参考にしていただくことです。

2.概要

・通常の診療行為とは異なるため、新たな検査、処置、治療行為は行いません。
・自由診療扱いで、一回あたり30分程度11,000円(消費税込み)
・完全予約制
・場所は各診療科
・対象疾患は原則5大がん(肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、乳がん)と食道がん、すい臓がん、胆道がんの8疾患とします。5大がん以外の疾患は、外科医師担当のみとなります。
・対応医師は申込内容により各診療科で決定します。

3.対象者

・相談は原則として患者本人、ただし、本人の同意があればご家族(配偶者、親、子、兄弟)の方だけでも受診可能です。
・現在受診中の担当医から診療情報提供書や検査結果等の資料の提供が受けられる方に限定します。
・患者さんの疾患が、当院のセカンドオピニオン対応疾患の場合に限ります。
・その他、申込内容によっては、受診をお断りする場合があります。
・この制度を利用しての当院への転院はできません。

4.予約・受診手順

  1. 患者さん(またはご家族)は、当院、がん相談窓口(TEL: 0985-38-4107)に電話で申し込みます。
  2. 相談したい概要等、申込に当たって必要な事項の確認を行い、申込手続きを説明し書類(セカンドオピニオン外来のご案内、様式1様式2様式3様式4)をお送りします。
  3. 必要書類(様式1、様式2、様式3、様式4)に記入後、診療情報提供書等の資料を添えてご郵送ください。
    様式2(紹介元医療機関の様式でも可)は、現在受診中の担当医に依頼してください。
    様式4は、本人の場合は不要です。
    〒880-8510 宮崎市北高松町5-30 宮崎県立宮崎病院 がん相談窓口宛
  4. 申込書類を受理したら、該当診療科と予約日を調整します。
  5. 予約日が決定したら、患者さん(またはご家族)にお知らせします。
  6. 予約日にセカンドオピニオン外来を実施します。
  7. 診療後、診療済みカードを会計窓口に出して診療費をお支払いいただきます。
  8. 後日紹介元の医師へ報告書を送付します。

お受けできないケース

  • 主治医に対する不満、医療過誤および裁判係争中に関する相談
  • 医療費の内容、医療給付に関わる相談
  • 死亡した患者さんを対象とする場合
  • 主治医が了解していない場合
  • 特定の医師・医療機関への紹介を希望されている場合
  • 当院から指定された相談に必要な資料(診療情報提供書・検査データ・X線写真など)をお持ちでない場合
  • 相談内容が当院の専門外である場合
  • 予約のない相談

就労出張相談窓口

当院では、がんと診断された方や長期療養中の患者さんへ就労支援を行っています。

  • 「治療しながら働きたい」「自分に合った仕事を探したい」を支援します。
  • 「病気になっても今の仕事を続けたい」を応援します。

ハローワーク、産業保健総合支援センターの出張相談会を定期開催しています。
※電話での事前予約をお願いします。

ハローワーク出張相談会

場所:患者支援センター 相談室
開催日時:第1・3木曜日 13:00~15:00
 (ただし、第3木曜日は前日の午前中までに要予約)
費用:無料
問合せ:がん相談支援センター(0985-38-4107)

産業保険総合支援センター相談会(社会保険労務士等による)

場所:患者支援センター 相談室
開催日時:第4木曜日 14:00~16:00
費用:無料
問合せ:がん相談支援センター(0985-38-4107)

医療情報科

医療情報の管理について

医療情報科科長
姫路 大輔

医療情報科は、直接治療を行う診療科と異なり、診療録(カルテ)の管理や医療情報を共有し、有効活用を推進する部署です。
現在、科長(医長)、診療情報管理士4名、事務員2名の合計7名のスタッフで対応させて頂いています。
当院の理念である『良質で高度な医療を提供する』うえで、重要な意義と役割を担当しています。
実際の診療においては、診断に至った根拠、実施された診療・看護経過、結果が正確に記録されている必要があります。これらの医療情報の蓄積と整理を行うことにより、病院マネジメント上の問題点を抽出し改善に努めることで、質の高い効率的な医療を常に実践することが可能となると思います。
当院では医師、看護師、薬剤師をはじめとする多くの専門職が緊密に連携してチーム医療を行っています。有効なチーム医療を実践するためには、共有されるべき情報の質が保証されているとともに、標準化・共通化されている必要があります。
こういった医療情報は患者さんのための臨床研究、疫学調査や医療スタッフへの教育・研修のためにも重要な役割を果たしています。
医療情報は守秘性の極めて高い個人情報です。 当院では診療録管理委員会を設置し、診療情報管理室を中心にセキュリティの確保や開示請求等への対応など、適正な医療情報管理を行っています。

診療情報管理室の主な業務

1 診療録(カルテ)の適正な保管・管理・監査

当院は電子カルテを採用しています。カルテには患者さんの病状、治療・看護の経過や検査結果、今後の治療方針や説明の内容などたくさんの情報が含まれています。これらの診療情報は患者さんの診療・診断に役立つだけではなく、今後の治療のための研究資料や医療スタッフを育成するための教育資料としても有用です。診療情報管理室では、電子カルテの記録や文書の保管状態について点検を行い、診療情報の価値を担保できるものとなるよう精度向上に努めています。

2 医療の質、地域医療連携、病院経営等に資する統計分析

電子カルテから患者さんの入退院時情報や主要な診断名、手術情報等の抽出、分類を行い、データベース化し、各種統計分析に活用しています。また近年、DPC制度が全国の医療機関に導入され、医療の標準化・効率性が目に見えるようになりました。診療情報管理室ではこのようなデータを活用して医療の質向上と病院経営の健全化に資する統計分析を行っています。

3 院内がん登録

当院は宮崎県の地域がん診療拠点病院に指定されています。がん医療の質向上のために、院内がん登録を行っており、これらの蓄積データを国立がん研究センターが実施する全国集計にも提供しています。この活動により、専門的ながん医療を提供する医療機関の特徴が明らかとなり、がん患者自らが医療機関の選択をする際の評価指標となることが期待されます。さらに行政によるがん対策の充実に結びつくことになります。また2016年より、がん登録部会QI研究活動に参加し、自院のがん診療向上と日本のがん対策への貢献に取り組んでいます。

退職者及び第三者による診療情報閲覧申請の手引

この「手引」は、宮崎県立宮崎病院が保有する診療情報を閲覧するための申請についての具体的な方法と、特に留意すべき事項等をまとめたものです。
個人情報を取扱いますので、実際の申請に当たっては、関係法令や通知等を十分理解の上、手続きしてください。
不明な点がありましたら、診療情報管理室又は医療情報科に照会してください。

I 申請者の資格

  1. 宮崎県立宮崎病院で就業歴のある方。
  2. 在職者および退職者と共同研究を行う方であって、当院の倫理審査委員会から承認を受けた書類に、研究者として記名されている方であれば申請自体は可能です。
    この場合の許可については「院長が特別に認める場合」の取扱いになります。(個人情報の利用へ配慮は必須)
  3. モニタリング・監査等に従事される方であって、当院の倫理審査委員会又は治験審査委員会において承認を受けた臨床研究、治験に係るモニタリング・監査等の実施を目的とする場合。

II 閲覧が許可される期間、許可される診療情報の範囲

原則、申請をして許可を受けた当日のみ、閲覧が可能となります。但し、モニタリング・ 監査等を実施する場合は利用許可を受けた期間のみとなります。閲覧終了後、アクセスログの確認をします。不当なアクセス(関連のない患者情報の閲覧など)があった場合は次回からの申請をお断りすることがあります。

III 申請に必要な書類

「様式 1」「様式 2」の2点があります。いずれも当院のホームページから ダウンロードできますが、当日に2階 医事課もしくは診療情報管理室で入手可能です。

  • 申請者が①と②の場合は様式1を診療情報管理室まで提出してください。
    また、共同研究者の場合は当院の倫理審査の承認通知のコピーの添付も必要です。
  • 申請者が③の場合は「様式2」を治験事務局まで提出してください。

※写真付きの身分証明書(運転免許証やパスポート等)にてご本人の確認をさせていただき、写しをとらせていただきます。

様式1 診療情報の閲覧許可願

当院の保有する個人情報の第三者提供 について、許可を得るための様式です。

様式2 診療情報の閲覧申請

モニタリング・監査に従事される方が、診療情報を閲覧する際の様式です。

IV 申請の手順

<申請者が①宮崎県立宮崎病院で就業歴のある方、②共同研究者の場合>の場合>

(1)当院2階 医事課あてに連絡してください。この時点で閲覧する情報が定まっていない場合は、医事課に相談してください。医事課で申請資格の確認や、手続きについて説明します。

(2)当該診療科の責任範囲の診療情報閲覧について「様式 1」にて申請を行い、院長、診療情報科長等の許可を得ます。

(3)「様式 1」で、決裁が下りたら診療情報管理室で閲覧環境を提供します。

<申請者が③モニタリング・監査等に従事される方の場合>

(1) 当院治験事務局あてに連絡してください。その際、直接閲覧実施連絡票も合わせて提出してください。
治験事務局にて申請資格の確認を行い、必要に応じて手続きについて説明します。

V 閲覧における諸注意

閲覧をする場所

<申請者が①宮崎県立宮崎病院で就業歴のある方、②共同研究者の場合>

診療情報管理室内で閲覧していただきます。

<申請者が③モニタリング・監査等に従事される方の場合>

治験管理室で閲覧していただきます。

(※リモートによる閲覧を実施する場合は、必ず実施手順書を提示し、双方合意の上、その通りに実施すること。)

<その他>

  • ノート、資料を広げられるワークスペースが利用できます。
  • 携帯電話、デジタルカメラ等での撮影、記録は禁止します。
  • 使用範囲・申請した利用目的以外に使用しない。必要最低限の閲覧とする。
  • パソコン等の機器は丁寧に取り扱い、パソコンへのソフトウエアを追加導入や、外部から持ち込んだ機器(USB メモリ、SD カード、デジタル撮影機器、スマートフォン等)の当院のネットワークへの接続はできません。
  • レポート作成等の作業は、出来ません。

閲覧及び申請の可能な時間

<申請者が①宮崎県立宮崎病院で就業歴のある方、②共同研究者の場合>

医事課及び診療情報管理室の勤務時間内が受付・閲覧時間ですので、
月~金の8:15〜17:15です。

原則、17:15を過ぎると診療情報管理室は施錠します。

<申請者が③モニタリング・監査等に従事される方の場合>

原則として、平日の8:30〜17:00となります。
時間に余裕をもった来院をお願いします。

Ⅵ 認定医の申請等で、診療情報を持ち出す必要がある場合

患者さんの個人情報の消去(マスキング)は、情報開示データ作成マニュアルに従 って、原則、申請者自身が行っていただきます。(その後、診療情報管理士が内容のチェックを行います。)
診療情報管理室で、閲覧者毎に持ち出す診療情報を管理します。後日、追加で収集すべき情報があった場合などにも、同一症例を閲覧していただくことが可能です。(新たに閲覧申請が必要です。)
電子媒体での提供は、個人情報を全て消去したうえで、AES128bit 以上の暗号化強度をもつ方法によって暗号化します。ご自身の端末で取扱う前にパスワードを入力し、復号化してください。(パスワードは診療情報管理室から併せて提供します。) また、「電子媒体で診療情報を電子カルテのネットワークから取り出す(コピーする)」 行為についての申請が別途必要になりますので、お声かけ下さい。

データのお渡しは、原則後日(約2週間後)となります。
※モニタリング・監査等の場合、上記対応は不可ですので、ご了承ください。

VII よくある質問

質問回答
医師事務作業補助者(当院の通称:秘書)に、申請を代行してもらうことかができますか。許可していません。代理申請は受け付け時点でお断りします。
あらかじめ申請し、後日に閲覧することはできますか。できません。申請をもって許可を得た当日のみの閲覧となります。
申請に行く当日に副院長や診療科長の署名を得られない場合 は閲覧できないのでしょうか。権限者が一人も在院していない場合は閲覧できません。あらかじめアポイントをとっての来院をお願いします。
夜間や、休日に閲覧することはできないのでしょうか。許可を受けた当日のみが閲覧期間となります。権限者および診療情報管理室の勤務時間以外の時間は対応できません。
USB メモリなど、自身の可搬型外部記憶媒体を使用することはできますか。許可していません。書き出しには制限をかけています。 必要な場合は、別途データ持ち出し申請書を提出してください。
在職中に未作成だった退院時要約などを作成するために申請できますか。可能です。ただし、アクセスログより、別の目的での情報収集などが行われている場合は今後の申請が制限される可能性があります。

宮崎県立宮崎病院退職者及び第三者による診療情報閲覧と利用申請の流れ