リハビリテーション科は地域の中核病院として早期リハビリテーション医療の提供と地域貢献に取り組みます。
全診療科を対象とし急性期の患者さんへ早期介入によるリハビリテーションをリスク管理を徹底し、他職種と連携を図りながら実施し、早期離床及び機能回復を目指します。
また地域がん診療連携拠点病院として、がん患者さんのリハビリテーションの実施にも積極的に取り組んでいます。
理学療法
病気やけが、高齢、障害などによって運動機能が低下した患者さんに対し運動療法や物理療法などを用いたリハビリテーションを行います。
日常生活を送るうえで基本となる動作能力(寝返り、起き上がり、座る、立ち上がる、歩く等)や傷害の改善を目的に介入し、自立した日常生活が送られるように支援します。
作業療法
病気やけが、特に脳血管疾患などにより上肢(肩、肘、手、指)に機能障害が生じた患者さんや高次脳機能障害や認知機能が低下した患者さんに対し運動療法や認知機能療法を用いたリハビリテーションを行います。
作業活動により、筋力、関節の動き、感覚機能、集中力や記憶力などの維持改善を図り、食事、排泄、更衣などの日常生活動作や家事動作が安全に行えるように支援します。
言語聴覚療法
失語症、構音障害、音声障害などのコミュニケーション傷害や高次脳機能障害、摂食嚥下障害に対するリハビリテーションを行っています。
嚥下障害の患者さんに対しては医師、看護師、栄養士とともに嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査を行うなど客観的な評価を実施しながら安全に食事が摂られるように支援します。
診療実績(2022年度)
- 理学療法延患者数 30,947人
- 作業療法延患者数 9,936人
- 言語聴覚療法延患者数 5,464人
疾患別基準
- 心大血管疾患リハビリテーション料 (I)
- 脳血管疾患等リハビリテーション料 (I)
- 廃用症候群リハビリテーション料 (I)
- 運動器リハビリテーション料 (I)
- 呼吸器リハビリテーション料 (I)
- がん患者リハビリテーション料 (I)