当院は、臓器提供可能施設に指定されており、宮崎県で唯一の献腎移植施設であるため、脳死下臓器提供の適正かつ円滑な運用のために、その内容等について適宜確認し体制を整えています。
令和5年3月13日(月)、宮崎県臓器移植コーディネーター及び当院関係者26人が参加し、脳死下臓器提供シミュレーションを行いました。各部門のスタッフがドナー(臓器提供者)発生から臓器摘出・搬送までの流れを学ぶとともに、臓器移植に関する法律などに基づいて院内対応や外部との連絡、必要書類の整備などの確認を行いました。
シミュレーションの中では、提供希望者が現れた時の連絡方法や院外の移植コーディネーターへの連絡方法、脳死とされる状態の定義、家族への説明、法的脳死判定、摘出チームの受入れ経路、情報公開、マスコミ対応などのポイントについて、場面を再現しながら、解説しました。
これからも、患者さんやご家族の思いに寄り添った医療が提供できるよう、取り組んでまいります。