4月から6月まで3ヶ月間内科(呼吸器・膠原病・内分泌・糖尿病・腎臓内科)で研修をさせていただいている研修医1年目の目井秀門です。研修が始まって2カ月が経ちました。最初は右も左もわからない状態でのスタートでしたが、先生方の丁寧なご指導によって右と左はわかるようになってきました(笑)。
現在研修させていただいている内科では間質性肺炎、糖尿病、肺癌、強皮症や透析のシャント術など多種多様にわたる症例を経験させていただいております。一人ひとりの患者さんとしっかりと向き合いながら、日々研鑽を積んでおります。
入院している患者さんはもともとの疾患はもちろんのこと、食事が食べられない、眠れないなど困っていることが多くあります。朝・夕の病棟回診時に指導医の姫路先生と患者さん一人ひとりのそういった問題点やその解決策などをディスカッションしています。その際に自分の考えや調べてきたことなどをプレゼンテーションし、それについてのアドバイスも頂けるので、その考えが正しいのか、よりよい方法は他にはないのかなど非常に勉強になっており、患者さんからも「よくなった!」といった直接の声をきくとうれしくなったりします。また処置なども積極的にでき、採血、腰椎穿刺、胸腔穿刺などを経験させていただきました。こういった貴重な経験をさせていただき、非常に恵まれているなと感じました。
自分自身はまだ将来について決めていないのですが、何科に進むにせよここで学んでいることは絶対に将来の役に立つと思います。残り1カ月となってしまいましたが、今後も頑張って行きます。
指導医からのメッセージ
内科指導医の姫路です。呼吸器・感染症を中心に患者さんの診療及び研修医の指導を行なっています。目井先生には4月より3ヶ月間内科研修を行なっていただいています。非常に飲み込みが早く、すぐに右と左の区別が付くようになりました(笑)。という冗談はさておき、しっかりと患者さんに向き合い、考え、充実した研修を行なっていると思います。
内科は非常に領域が広くかつ専門性が高くなっていますが、研修にあたっては、患者さんの状態をきちんと把握し、問題点を挙げて解決策を考えていく、という内科の基本プロセスを習得することを重視しています。
指導医は各領域の専門医ですが、指導にあたっては先の基本プロセスの習得を重視し、日々の朝夕の回診を行い、ベッドサイドで問題点のディスカッションを行うようにしています。また、病棟長の上園先生と副病棟長の姫路で毎週1回病棟の回診を行い、異なる視点での診療、また他の先生の診療を学ぶ機会としています。
一方、内科は先に述べたとおり、各領域のエキスパートが揃っています。内科の基本を押さえた上で、日本全体、世界を視野に、探究心や熱いマインドを持って診療することも重要です。当科での研修でその一端に触れることが出来ると思います。
4月からは、目井先生と北島先生、満吉先生の合わせて3人の研修医の先生が内科9階東病棟で研修を開始しました。みな素晴らしい熱いハートの持ち主です。指導医、病棟スタッフも、全力で研修をサポートします。
宮﨑での研修をこれから考えている先生も、一緒にわれわれと勉強しませんか?