宮崎県立宮崎病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科では下記の臨床研修を実施しています。皆様には本研究の趣旨をご理解頂き、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
研究課題名
頭頸部術後に開放式ドレーンを留置した症例の検討
1. 研究の概要
頭頸部術後のドレーンは陰圧式が一般的ですが、術後出血による気道閉塞は致命的となります。早期発見のため甲状腺術後には頸部周囲長の評価を提案する報告もありますが、人員が少ない施設では迅速な対応が困難な場合もあります。当院では術後出血のリスクが高いと予想される例では開放式ドレーンを選択しており、その是非について検討し、今後の安全な手術に活かせるように本研究を行うことといたしました。
2. 目的
当院における頭頸部手術で開放式ドレーンを留置された方の術後経過を調査し、後方視的解析にて問題点を明らかにすることにより、今後の安全な手術に活かしていきたいと思います。
3. 対象者
2022年10月から2023年12月の間に当院で頭頸部手術を受けられ、術後に開放式ドレーンを留置された方が対象となります。
4. 方法
対象となる方のカルテ情報から、性別、年齢、病気の原発巣、手術術式、開放式ドレーンを選択した理由、ドレーンの留置期間、手術部位感染の有無、有害事象などの情報を利用させて頂き、情報の解析を行います。
5. 費用負担
この研究を行うにあたり、対象となる方が新たに費用を負担することは一切ありません。
6. 利益および不利益
この研究にご参加いただいた場合の利益・不利益はありません。参加を拒否された場合でも同様です。
7. 個人情報の保護
研究にあたっては、対象となる方の個人を同定できる情報は一切使用しません。
8. 研究成果の公表
この研究で得られた研究成果を学会や医学雑誌等において発表します。この場合でも個人を特定できる情報は一切利用しません。
9. 参加拒否したい場合の連絡先
この研究に参加したくない(自分のデータを使ってほしくない)方は下記連絡先へ遠慮なく申し出てください。また、参加拒否をしたい場合は2025年3月31日までに申し出てください。
10. 疑問や質問のあった場合の連絡先
この研究に関して疑問や質問があった場合は下記連絡先へ遠慮無く連絡をお願い致します。
連絡先
宮崎県立宮崎病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 医長 奥田 匠 0985-24-4181(代表)