永山 友恵(2024年3月取得)
診療看護師(Nurse practitioner:NP)は、医師の包括的指示または直接的指示のもと、医療行為の一部(特定行為38行為21区分含む)を実施することができます。そのため、医師が対応困難な状況において、速やかな医療介入に貢献できるとされていますが、医療行為の実施よりも、そこに至る病態の推測や重症化の防止、医療介入の必要性を判断する思考が重要と考えています。
また、診療看護師は、医学と看護双方の視点から医療を考えることを学んでいます。医師や看護師、コメディカルの方々と連携しながら、病気や治療だけでなく、生活面や心理面など、患者さまを取り巻く様々なことを統合して、必要な医療を考えていきます。
各診療科における診療看護師の役割を考えながら、医療チームの一員として、より良い医療・看護を提供できるよう努力いたします。