ジェネリック医薬品(後発医薬品)について
本院では、患者の皆さまの医療費負担軽減と、国の方針である医療費抑制の考え方に基づき、ジェネリック医薬品(後発医薬品) の導入に取り組んでいます。
特許がきれた先発医薬品と同じ成分のものを他の製薬会社が製造したジェネリック医薬品は、値段(薬価)が安く設定され、効き目や安全性も同等であることを国が確認しているため、本院では院内の薬事審議会で検討を行い採用しています。また、院外処方せんにおいて、主治医が承認したものについては、調剤薬局で先発医薬品からジェネリック医薬品への変更も可能です。ご不明の点は、医師又は薬剤師にお尋ねください。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。
院外処方せんについて
外来患者の皆さまのお薬については、院外処方せんによる受取りをお願いしています。院外処方せんには次のようなメリットがあります。
- 待ち時間の短縮:かつて当院では、診察終了にお薬ができあがるのに1時間を超える場合もありましたが、院外処方せんにより待ち時間が短縮されています。お薬を受け取る薬局についても、病院のそば、ご自宅の近く、勤務先の隣などご自分のライフスタイルに都合のよい場所や時間、受けたいサービスなどに応じてご自由に選んでいただけます。(初めてでわからない方は、患者待合室のFAXコーナーにご相談ください。)
- かかりつけ薬局:いつも同じ薬局で調剤してもらうことで、別の病院・医院のお薬との飲みあわせや副作用のチェックが可能となります。こういった「かかりつけ薬局」を持てば、薬歴(お薬の副作用歴等)に基づいた適切な服薬指導を受けることができ、服薬時の安全性や有効性が高まります。 患者の皆さまにおかれましては、以上の点をご理解の上、院外処方せんによるお薬の受取りに今後ともご協力お願いします。なお院外処方せんに関する疑問や不安などありましたら、薬剤部窓口にご相談ください。
特定生物由来製品について
血液や血液由来製品の医薬品(特定生物由来製品)については、今後の安全性確保対策を充実させるために、次のような対応が求められています。
- インフォームドコンセント:特定生物由来製品を用いる際には、必要性と危険性の両面について患者やその家族に十分な説明を行い、同意を得た上で投与すること。
- 使用記録の保存:特定生物由来製品を使用した場合は、製剤名、製造番号、患者名などの情報を医療機関で20年間保存すること。
もちろん特定生物由来製品は、現段階で可能な高水準の事前検査を経て製造・販売されていますが、将来にわたる未知の感染症等にも備えるために、当院では上記の対応を行って参ります。皆さまのご理解をよろしくお願いします。
6年制薬学生の実務実習について
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
平成18年4月から薬剤師の養成に関わる6年制薬学教育がスタートし、薬学生は5年次に病院や薬局での実務実習が必須となっています。
当院は実習受入施設として、薬剤師の指導・監督の下、薬学部5年生が実習を行っております。
実務実習中は、患者の皆さまを始め関係者の皆さまにご協力をお願いすることがありますので、よろしくご理解とご協力をお願いいたします。
受入状況(人)
年度 | 第Ⅰ期 | 第Ⅱ期 | 第Ⅲ期 | 第IV期 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
令和元年度 | 0 | 4 | 5 | 0 | 9 |
令和2年度 | 0 | 3 | 3 | 3 | 9 |
令和3年度 | 0 | 4 | 3 | 3 | 10 |
令和4年度 | 0 | 4 | 4 | 1 | 9 |
一般社団法人薬学教育協議会「薬学生の実務実習実施日程」の区分による
第I期:2月~5月 第II期:5月~8月 第III期:8月~11月 第IV期:11月~2月