宮崎県立宮崎病院

研修医室より

研修医日記:2017年7月

更新日:2017年7月31日

 こんにちは。初期研修医2年目の押方と申します。

 初期研修2年目ともなれば、病院のシステムにも慣れ、日々の当直をやりつつ、病棟業務もバリバリこなす姿を夢想していましたが、月単位で診療科が変わる我々研修医にとっては、新しい科になれば物品の場所、その病棟のシステムから覚えなければならず、1年目の後輩諸君とヒィヒィ言いながら日々邁進しておりました。

 さて、今回はそんな風に駆け抜けた3ヶ月間の外科研修についてお話したいと思います。

 当院外科研修では、呼吸器外科、上部・下部消化器外科、肝胆膵外科からの選択になります。心臓血管外科、乳腺外科、小児外科もありますが、それは別枠での選択となります。

 自分は肝胆膵外科で研修をさせていただきましたが、心臓血管外科を除くすべての手術に参加させていただき、チームの垣根を越えて広い範囲で学ぶことができました。

 当院ではERCPを外科の先生が行うことが特徴的かもしれません。胆のう炎、胆管炎、胆管結石は大抵当院へ紹介され、3ヶ月で多くのERCP症例を経験することができました。特に胆のう炎・胆管炎は重症になると緊急性が高く、命に関わるため、その初期診察とその後の経過をしっかり学べたことは大きかったと思います。

 手術に関しては、普段は優しくて気さくな先生方が真剣な顔で臨む姿に圧倒され、スピーディかつ大胆で繊細な手技に目と心を奪われ、目まぐるしく変化する術野のスピードについていく事は困難を極めました。僕は、ついていけるでしょうか、この世界のスピードに。手術についても職場の雰囲気についてもメリハリがしっかりしていると感じることが多かったです。

 また、癌という難しい疾患に対して唯一根治が目指せることも外科の魅力のひとつではないかと思います。自身の手技・技術の向上を常に考え、ひとつひとつの手術にプライドをかけて臨む姿は、その場の空気を形成し先導するリーダーであり、また患者の知らないところで懸命に努力する簀子の下の舞であり、とても格好良く映りました。

 最初は病棟業務も満足にできず、解剖もトンチンカンな答えを連発し、凹むことも多かったですが、厳しくも優しい上司に助けられ、叱咤激励され、3ヶ月目にはようやく自身で考え、行動し、結果の評価ができるようになったと思います。厳しいことも多々ありましたが3ヶ月研修してなければ得られなかった達成感でしょう。

 最後になりましたが、ポンコツレジデントの自分を見放すことなく最後まで目をかけ、助言を下さったチームの先生方、気さくに声をかけ励ましてくださった諸先生方、看護師の皆さまをはじめコメディカルの方々に厚く御礼申し上げます。3ヶ月間ありがとうございました。

研修医日記:2017年7月

 写真は腹腔鏡下胆嚢摘出術の術中写真です。ある程度終了したところであり、和やかな空気が感じられますね。

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