宮崎県は平成21年4月から県立宮崎病院内に精神医療センターを開設しました。これにともない、新富町にあった県立富養園を閉院し、既存の県立宮崎病院精神科も閉鎖して、それらの機能も新しい精神医療センターに移転しました。平成22年4月から精神科救急・合併症入院料を算定しています。
特徴
総合病院に付属する精神科であることにより、精神疾患に加えて身体疾患を合併する患者さんの入院治療に対応します。
精神科救急については、平日夜間を含め、民間医療機関の後方支援を行います。
内科や外科など他の診療科の患者さんの精神科的相談を受けています。
緩和ケアチームに参加し、緩和医療に協力しています。
DPAT(災害派遣精神医療チーム)を組織しており、災害時の精神科医療を支援する活動を行っています。
診療科
精神科
スタッフ
精神科医師7名(常勤医5名)
外来
初診受診は原則として紹介予約制です。
他の病院・診療所を受診して、必要に応じて紹介状を書いてもらい、事前に予約するようお願いします。お電話でご相談ください。再診受診は原則として予約制です。
緊急時はこの限りではありません。
受付時間は午前8時30分~12時(初診は午前11時)です。
外来では、在宅生活や社会復帰へ向けてデイケア・訪問看護も行っています。

病棟
全35床。閉鎖病棟のみであり、病室はすべて個室です。
全館禁煙で、入院中の喫煙はできません。
病棟に持ちこめる私物には制限があります。
作業療法
必要に応じて入院中に作業療法を行っています。
専従の作業療法士が対応します。

デイケア
外来では回復期の治療とリハビリテーションの一環としてデイケア・ショートケアを行っています。専従の看護師と作業療法士がプログラムを作成します。
- デイケア 9時~15時
- 午前ショートケア 9時~12時
- 午後ショートケア 13時~16時

訪問看護
入院中も担当していた看護師が対応しています。
安心して在宅生活が送れるようにサポートします。
診療実績等
- 令和6年度 延べ外来患者数 6,653名
- 令和6年度 延べ入院患者数 7,393名