宮崎県立宮崎病院

医療情報科の紹介

医療情報科の紹介

Ⅰ 医療情報の管理について

 医療情報科は、直接治療を行う診療科と異なり、診療録(カルテ)の管理や医療情報を共有し、有効活用を推進する部署です。当院の理念である『良質で高度な医療を提供する』うえで、重要な意義と役割を担当しています。
 実際の診療においては、診断に至った根拠、実施された診療・看護経過、結果が正確に記録されている必要があります。これらの医療情報の蓄積と整理を行うことにより、病院マネジメント上の問題点を抽出し改善に努めることで、質の高い効率的な医療を常に実践することが可能となると思います。
 当院では医師、看護師、薬剤師をはじめとする多くの専門職が緊密に連携してチーム医療を行っています。有効なチーム医療を実践するためには、共有されるべき情報の質が保証されているとともに、標準化・共通化されている必要があります。
 こういった医療情報は患者さんのための臨床研究、疫学調査や医療スタッフへの教育・研修のためにも重要な役割を果たしています。
 医療情報は守秘性の極めて高い個人情報です。 当院では診療録管理委員会を設置し、診療情報管理室を中心にセキュリティの確保や開示請求等への対応など、適正な医療情報管理を行っています。

Ⅱ 診療情報管理室の主な業務

1 診療録(カルテ)の適正な保管・管理・監査

 当院は電子カルテを採用しています。カルテには患者さんの病状、治療・看護の経過や検査結果、今後の治療方針や説明の内容などたくさんの情報が含まれています。これらの診療情報は患者さんの診療・診断に役立つだけではなく、今後の治療のための研究資料や医療スタッフを育成するための教育資料としても有用です。診療情報管理室では、電子カルテの記録や文書の保管状態について点検を行い、診療情報の価値を担保できるものとなるよう精度向上に努めています。

2 医療の質、地域医療連携、病院経営等に資する統計分析

 電子カルテから患者さんの入退院時情報や主要な診断名、手術情報等の抽出、分類を行い、データベース化し、各種統計分析に活用しています。また近年、DPC制度が全国の医療機関に導入され、医療の標準化・効率性が目に見えるようになりました。診療情報管理室ではこのようなデータを活用して医療の質向上と病院経営の健全化に資する統計分析を行っています。

3 院内がん登録

 当院は宮崎県の地域がん診療拠点病院に指定されています。がん医療の質向上のために、院内がん登録を行っており、これらの蓄積データを国立がん研究センターが実施する全国集計にも提供しています。この活動により、専門的ながん医療を提供する医療機関の特徴が明らかとなり、がん患者自らが医療機関の選択をする際の評価指標となることが期待されます。さらに行政によるがん対策の充実に結びつくことになります。また2016年より、がん登録部会QI研究活動に参加し、自院のがん診療向上と日本のがん対策への貢献に取り組んでいます。

医療情報科

お問い合わせ:電話0985-24-4181
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