宮崎県立宮崎病院

地域医療科の紹介

地域医療科の紹介


地域医療科
中村 豪

 高齢化社会を迎え、一人で多くの病気を抱えるようになりました。また地域では赤ちゃんからお年寄りまで様々な世代の患者さんが一つの病院に集まります。このような患者さんたちに対応するには、専門診療科にとどまらず幅広く知識を持ち、何にでも適切に対応できることが求められます。また病気だけを診るのではなく家庭環境や地域背景も含めて全人的に捉え、さらに地域の保健、介護、福祉機関などと連携をとりながら診療を行うことが必要になります。これらのノウハウは授業や講義で教えられるものではなく、また大病院で経験できるものでもありません。実際に地域に出て、様々なことを経験しながら学ぶことが必要ですし、各地域に適した医療を行うには地域に密着し、根ざすことも必要です。

 しかし実際に地域で医療を続けていると、いくらインターネットやネットワークが進歩し手軽に情報が得られるようになったとは言っても、やはり医療の進歩に遅れてしまうことは否めません。外科系を専門とする場合に手術等から離れていると腕も鈍りますし、若い医師にとっては専門医取得も目標の一つでしょう。すなわち、地域医療に長くたずさわるほど各専門領域に関する研修研鑽の場が必要になってきます。

 地域に従事している医師にとって、月に数回程度の短期研修ならともかく月単位、年単位の長期研修を大病院の専門診療科で行うことは決して敷居が低いとは言えません。そこで当科では、地域医療にたずさわっている、これからたずさわろうとしている先生方を対象に、各専門領域の研修研鑽の場を提供することを主な活動として行っています。

地域医療科の活動

1) 院内活動

 病院内に地域医療科の外来や病棟はありません。当科医師は病院内において各専門診療科の医師として診療行いながら各々の研鑽を積み、専門医取得などを目指します。複数の診療科をローテートすることもあります。地域医療に救急医療は欠かせませんので、当院救急部や宮崎大学救急救命センターと連携をとりながら救急診療能力の向上をはかります。また総合医を目標とする場合には地域総合医育成サテライトセンター(県立日南病院)や、総合医に関する先進病院(自治医科大学や地域医療振興協会の運営する病院など)との連携を通じて総合専門医の目標を達成するよう調整します。

2) 院外活動

 地域病院への代診や出張診療などを適宜行いますが、その場合は専門診療科の医師ではなく「総合医」として幅広く診療にあたります。宮崎県内には18ヶ所の国保診療施設が設置され、それぞれの施設が地域の拠点となって活動していますがいずれも医師不足という大きな問題を抱えています。この問題を解消すべく県内医療資源の分析を行い、当科医師が研修研鑽終了後に各病院へ入職したり、地域病院と当科をローテートすることで適切な医療需給体制が得られるよう調整します。

3) 実績

平成20年4月より2年間当科研修後、平成22年4月から高千穂町国保病院へ派遣、その後入職

地域医療科

お問い合わせ:電話0985-24-4181
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