宮崎県立宮崎病院

広報誌:県病院から こんにちは

2005 第15号

更新日:2005年4月 7日

女性専用外来ひまわり 開設についてのお知らせ
〈平成17年4月8日から開発中〉

看護科 岩切 イツ子

 県立宮崎病院では女性であるが故の症状や悩みを相談でき、女性のこころとからだ及びプライバシーを理解した上での総合的な医療を展開するために、女性専用外来「ひまわり」を開設しています。どうぞ、気兼ねなく相談、診療をお受け下さい。
 女性専用外来の概要は下記の通りですが、詳しいことは外来予約センターにお問い合せ下さい。(なお、診察の内容等につきましては担当看護師におつなぎします)

  • 診察日時と場所
    月2回 第2、4金曜日(7月から金曜日、ただし、第5金曜日と国民の休日などは休診)
    13時から16時(一人当たり30分以内)
    2階 婦人科外来 横(来院時は予約センターにおいで下さい)
  • 担当スタッフ
    専任の女性医師が診療、相談に応じます。
    検査や相談等についてもできるかぎり女性スタッフが実施します。診察の結果、他科の診察が必要な場合は各専門診療科へご紹介します。その場合、必ずしも女性医師が担当でない場合があります。ご了承下さい。
  • 予約
    電話、または直接予約センターにおいで下さい。
    (なお、予約受付期間は原則2ヶ月前~診療の2日前までとさせていただきます。)
    予約受付時間 電話 13時~17時 直接 11時~17時

日帰り入院センターオープン

整形外科 高妻 雅和

 当院では試験的にH16年12月1日から日帰り入院手術(検査)を実施しております。手術が終了後すぐ帰るのは不安なので少し休んで帰れないだろうかと言う要望があり、患者様の要望に応えると言う事で始めました。
 日帰り入院とは、午前中入院し、手術や検査を受け、その日の夕方には退院出来るシステムの事です。
 手術や検査後日帰り入院センターのベットで休んで頂けるため、解熱、鎮痛の静脈注射が安心して使える様に成り、痛みのコントロールがし易く成りました。
 手術(検査)後、精神的に落ち着いて、創からの出血も少なく、痛みも和らぎ、自分で歩ける様になれば帰宅出来ます。20時までには退院して頂いております。もちろん手術(検査)終了後の状態で入院は延長されることも有ります。
 3階に日帰り入院センターがあり現在のベット数は4床です。現在手術は整形外科上肢の手術、泌尿器科の手術を行っており、今後耳鼻科、外科、婦人科の手術を予定しております。
 日帰り入院手術は、適応可能な患者様のうち、医師の説明に同意された方のみ実施しております。
 相談窓口は各科で行っておりますのでお問い合せ下さい。
 安全第一に、日帰り入院手術(検査)の範囲を広げ、もっと多くの患者様に喜んでいただける様努力して行きたいと思っております。

外来化学療法室を開設しました

内科 山藤 島弘光

 平成17年4月より外来化学療法室が新しく設置されます。外来化学療法とは、抗癌剤を外来で点滴し、入院せずに通院で治療を行うことです。
 癌化学療法が外来で行われるようになってきた背景には、短期間で投与できる薬剤が増えたこと、吐気などの副作用対策の進歩、入院で治療するより安価であるなどの理由があげられます。最も大切なことは、患者様が通常の日常生活、社会生活を送りながら治療できることにより高品質な生活(High quality of life)を送れることと考えられます。
 当科では、胃癌、大腸癌をはじめとする消化器癌、肺癌、乳癌、悪性リンパ腫などの患者様が多く、入院および外来にて癌化学療法を行っています。タキソール、トポテシン、ジェムザールなどの新規抗癌剤は、悪心嘔吐や食欲低下などの副作用が少ないため、外来治療が可能であり、最近は当科での外来化学療法患者様が増加してきています。
 外来化学療法を安全に実施するためには、癌化学療法に精通した医師、専任の常勤看護師、薬剤師などの人的体制整備が必要であり、専用の治療室が必要です。今回設置する外来化学療法室には専任の看護師を置き、8名分の専用ベットあるいはリクライニングシートを用意し、風邪や感染症などで点滴を受ける患者様とは別の専用治療室となっております。今回、内科外来に隣接する場所に外来化学療法室を新設し、平成17年4月より正式稼働とし、外来化学療法加算を行っています。
 外来でも安全に、しかも効果的に化学療法ができるということを患者様に納得してもらうには、十分な時間をかけた説明が必要であり、副作用出現に対する患者様への指導も必要です。また、外来化学療法を安全に、そして効率的に行うためには、当然のことながら医師だけでなく、看護師、薬剤師、医事会計部門など多くの部門が関与し、それらの協調や連絡が必要で、まさにチーム医療として取り組んでいるところです。

循環器センター新設(8階東病棟)

循環器科 中川 進

 4月から、8階の東病棟に循環器センターが開設されます。循環器の病気の患者様を、循環器内科と心臓血管外科が、同じ病棟で、一緒に診療する体制になります。外科2人と内科3人のスタッフ研修医の先生数人の従来通りの体制に、レジデントの先生が1名加わった陣容でスタートします。
 最近のカテーテル治療の進歩はめざましく、狭心症や心筋梗塞や、足の血管閉塞も、多くはカテーテル治療で治せます。これら、心臓や血管の病気は動脈硬化で起ります。血圧管理を初めとする動脈硬化の進展阻止のための管理や薬物治療は、循環器内科が得意です。
 しかし、カテーテルや内科治療にも限界があり、どこから外科の手術をお願いするべきかの、境界線を外科と内科で検討する必要があるわけです。
 特に、動脈硬化が進むと、大動脈瘤などの病気を起こしてきます。ことに、胸痛を起こす重篤な病気に、解離性大動脈瘤があります。これは診断がつき次第、手術のタイミングを計ることが重要です。これら動脈瘤は心臓血管外科の得意技です。
 また、腰や大腿の静脈が血栓で塞まって、下肢がはれた場合(血栓性静脈炎)も、10日以内なら、カテーテル治療で、後遺症を残すことなく、迅速に治療が出来ます。静脈でできた血栓がはがれて血流に乗って飛んで、肺の動脈に引っかかると、いわゆるエコノミークラス症候群をおこしますが、これもカテーテル治療で急場をしのぐこともできます。
 一方、内科治療のタイミングを逃して、慢性期になると、手術で症状を取ることになります。
 昔は薬の治療しかなかった不整脈も、発作性の頻拍症、心房細動、心房粗動などはカテーテル治療で根治できます。また、心不全の患者様に対するペースメーカー治療も外科と内科での協力が期待されます。
 同じ一人の患者様を、内科と外科で診察して、最適な治療方針を決める過程が、これまで以上にスムースになると、期待してます。

7階プレイルーム紹介

保育士 松浦 由美子

 私は平成16年11月より小児病棟に入院している子供たちの保育を担当しています。当病院での初の保育士導入だそうですが、私自身も入院している子どもの保育は初体験です。小児病棟の子供たちは病気や治療、急な入院による環境の変化など様々なストレスを抱えています。
 そのような子供たちに、病室で絵本を読んだりプレイルームで粘度遊びや新聞ちぎりなどの遊びを取り入れ関わっています。遊びを通して言葉に出来ない心の声をしっかりキャッチしストレスの緩和になればと考えています。

 また、家族も子供が入院していることで様々なストレスを抱えています。しっかり話をきくように心がけ、内容によっては看護師に情報を提供し問題の解決が出来るようにと思っています。
 私自身がまだまだ試行錯誤の状態ですが、子供たちや家族の方の笑顔、そしてスタッフの方々に支えられ頑張っています。これからも前向きに取り組んでいききたいと思っていますのでよろしくお願いします。

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