宮崎県立宮崎病院

広報誌:県病院から こんにちは

2002 第10号

更新日:2002年10月 7日

 県立宮崎病院では、平成14年7月から外来ボランティア制度を導入しました。現在、8名の方が外来ボランティアとしての登録をされ、平日の午前8時30分から午前11時の時間帯に院内で活動されています。
 活動の内容は、診察申込書の記入方法や再来受付機の操作方法等のご説明、車椅子の患者様等の介助や診療科へのご案内などです。
 外来受診の際、お困りのことがございましたら、どうぞ外来ボランティアの方にお気軽に声をお掛けください。
 また、外来ボランティアの登録は、県立宮崎病院医事課外来係(電話 0985-38-4117)で随時受け付けています。

新しく発足した内科循環器科のご紹介

内科循環器科 中川 進

  1. 循環器の役割のひとつは、成人病(生活習慣病)の治療と予防です。
    1. 加齢のために動脈硬化が進むと、ついには血管が閉塞、脳卒中、足の血管閉塞などの成人病を起こします。これらが血管を広げる風船治療を行い、その後、厳重な内科管理が必要です。足の血管が閉塞すると、数百メートル歩くと、足がだるくなり、立ち止まります。少し休むとまた歩ける、”間欠性はこう”が起こります。”年で、足が悪くなった”という認識で見逃されることが多いので、注意してください。
    2. 症状が出る前から、動脈硬化が進まないよう、生活習慣を調節することが理想的です。危険因子のある方(特に複数)や、血縁者に成人病の方がいる時は、特に注意してください。しかし、個々人の動脈硬化の程度は、一見してはわかりません。多くの場合、健康なつもりの人に、突然心筋梗塞や、脳卒中が起こります。そうなる前に、動脈硬化の程度を調べる方法があります。図は超音波検査で頸動脈を見たものです。(A) は正常です。(B)では、動脈硬化のために、血管の壁が厚くなっており、その分血液の流れる内腔が狭くなっています。
    3. 脳卒中の予防には、高血圧の管理(140/90)と動脈硬化の予防が大切です。また、脳卒中の20%以上は、心房細動という、高齢者に多い不整脈からおこります。薬物治療で予防します。
  2. 不整脈のうち、発作性の頻拍症は薬物では限界があり、カテーテル治療が進んできました。多くが、これで根治できます。

腎臓病教室開催のご案内

栄養管理係 久野明子

 こんにちは。腎臓病と聞くと血液透折になる怖い病気という印象があり、しかも「腎臓病は進行していくもので治らない」と言われることが多く、検尿異常をいわれたり、むくみになると不安になる方々が多いと思います。実際は腎臓病の程度によって、

  1. 完全になおるもの
  2. 透折にならない程度になおるもの
  3. 透折になるおそれのあるもの

に分類されます。
当教室は腎臓病といわれ不安な気持ちで生活をされている方々に

  1. 自分はどの程度の腎臓病なのか?
  2. その程度によって何に気をつけなければならないのか?
  3. 慢性腎不全の患者には、どうしたら腎不全の進行をおさえることができるのか?

 などを医師、栄養士により生活指導、栄養管理、服薬指導を中心に説明します。その他、血液透折・腹膜透折患者さんのさまざまな疑問、合併症の予防などについてもお答えしていこうと思います。2002年から11月から月に1~2回の割合で金曜日の朝8時30分から約1時間、1階外来の栄養指導室で行います。腎臓病を持つかた、腎臓病に関心のあるかたならどなたでも自由に参加できますのでふるってご参加下さい。お問い合せは内科外来までご連絡下さい。

薬剤業務の新たな取組みについて

薬剤科 若松英雄

 平成10年1月に院外処方せんの全科発行を開始して4年になりますが、患者様の中には処方せんを院外に出して、県病院の薬剤師はどのような仕事をしているのか関心をお持ちの方もいらっしやると思いますので、薬剤師業務の新たな取り組みについてお話します。院外処方せんの発行を開始するまでは、外来患者様の調剤が主な仕事でしたが、開始後は、入院患者様中心の業務に転換しています。まず、これまで、看護師が中心に行ってきた注射薬の入院患者様1人分毎の注射薬の払出を薬剤師が行うようになりました。医療事故防止のために、毎日約330枚の注射処方せんの内容の点検や品質管理に力を入れ、安全な注射薬を患者様に、毎日35件のIVH(高カロリー栄養の静脈注射)の無菌操作による注射薬調剤を行っています。この他入院患者様のベッドサイドでお薬の飲み方等に関する服薬指導も行っております。今後とも、薬剤師の専門知識を生かし、患者様への質の高いサービスと医療事故防止に努めて参りたいと存じます。

(注射薬の払い出し)
(注射薬の払い出し)
(IHVの無菌的操作)
(IHVの無菌的操作)
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